75本目では、
という記事で、個別銘柄の配当方針を掘り下げました。
NTT・JTと具体的な銘柄を見てきたので、
今回は少し視点を引いて、
「銘柄の組み合わせ方」について整理してみたいと思います。
高配当株だからこそ、セクターが偏りやすい
高配当株を集めていくと、
気づかないうちに、
通信・たばこ・金融・エネルギーといった、
特定のセクターに偏っていくことがあります。
私自身も、
保有銘柄を並べてみたときに、
似たような業種が重なっていることに気づきました。
セクターが偏るとどうなるか
セクターが偏っていると、
次のようなリスクが集中しやすくなります。
– 業界特有の規制リスク(例:通信業界の料金規制、たばこ業界の増税・規制強化)
– 景気敏感度の偏り(例:金融株は金利や景気変動の影響を受けやすい)
– 為替の影響(海外売上比率が高い業界が重なると、同じ為替要因で複数銘柄が同時に下落しやすい)
一つひとつの銘柄は配当方針がしっかりしていても、
同じ理由で同時に値下がりする可能性がある、
という点は見落としがちだと感じています。
私が意識しているセクター分散の目安
– 通信・エネルギー・金融・生活必需品・情報通信など、性質の異なるセクターから選ぶ(同じ「安定業界」でも、値動きの要因が異なるものを組み合わせる)
– 1セクターへの投資額を、ポートフォリオ全体の3〜4割程度までに抑える(目安であり厳密なルールではないが、偏りすぎを避ける基準にしている)
– 新しく銘柄を追加するときは、すでに保有しているセクターと重ならないかを確認する(買い増しではなく新規銘柄の場合は特に意識する)
3〜4割という数字も絶対的な基準ではありませんが、
「気づいたら1セクターに集中していた」
を避けるための、自分なりの歯止めとして持つようにしています。
セクター分散と配当利回りはトレードオフになることもある
セクターを分散させようとすると、
利回りが多少低い銘柄も組み入れることになる場合があります。
ただ私は、
利回りの高さだけを追いかけて、
特定の業界が傾いたときに配当全体が大きく減る状態よりも、
利回りが多少低くても、
複数の業界から安定して配当が入ってくる状態の方が、
長期的には安心できると考えています。
まとめ
今回整理したポイントは次のとおりです。
– 高配当株は性質上、特定セクターに偏りやすい
– セクターが偏ると、規制・景気・為替などのリスクが集中しやすい
– 1セクターへの投資割合に、自分なりの上限目安を持つ
– 利回りの高さだけでなく、業界の組み合わせも意識して銘柄を選ぶ
個別銘柄の配当方針を確認することと、
ポートフォリオ全体のバランスを見ることは、
どちらも欠かせない視点だと感じています。
次回は、
自分の保有銘柄を実際にセクター別に整理してみた結果について、
書いてみたいと思います。
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免責事項
※この記事は、高配当投資について学んだことや個人の考えをまとめたものであり、特定の銘柄や金融商品の購入・保有・売却を推奨するものではありません。
投資には株価変動、減配、無配、元本割れなどのリスクがあります。
最終的な投資判断は、ご自身の責任でお願いいたします。
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