81本目では、
という記事で、投資信託と高配当株を役割分担させる考え方について触れました。
今回は、その2つを正面から比較して、それぞれのメリット・デメリットを整理してみたいと思います。
投資信託(オルカンなど)のメリット・デメリット
投資信託の一番のメリットは、1本買うだけで数百〜数千社に自動的に分散投資できる点だと感じています。銘柄選びで迷う必要がなく、企業ごとの決算や配当方針を個別にチェックする手間もかかりません。
また、分配金を出さずに自動的に再投資されるタイプを選べば、複利効果を活かしやすいのも魅力です。
一方でデメリットは、配当(分配金)を受け取る楽しみが薄いことだと思っています。資産は増えていても、口座に現金が振り込まれる実感がないため、人によっては「増えている感覚」を持ちにくいかもしれません。個別企業を応援しているという感覚も得にくい部分です。
高配当株のメリット・デメリット
高配当株のメリットは、何といっても配当金が定期的に口座へ振り込まれる実感があることです。80本目で整理した受け取り方法の設定さえ済ませておけば、保有しているだけで年に数回、現金として受け取れます。
また、72本目や75本目で見てきたように、各社の配当方針を知ることで、企業ごとの個性や経営姿勢に触れられるのも面白さの一つだと感じています。
デメリットは、銘柄選びや分散に手間がかかることです。76本目で整理したセクター分散のように、自分で意識して組み合わせを考えないと、特定の業界に偏ってしまうリスクがあります。個別企業である以上、業績悪化による減配や、市場全体とは別の理由での株価下落も起こり得ます。
私が両方を併用している理由
ここまで並べると、どちらが優れているかという話になりがちですが、私はどちらか一方に絞るのではなく、目的に応じて使い分けるようにしています。
NISAのつみたて投資枠は投資信託で、将来のための「増やす」役割を担ってもらい、成長投資枠やいずれ検討する特定口座での個別株は、配当という「受け取る」役割を担ってもらう、というイメージです。
片方だけに偏らせるより、性質の違う2つを組み合わせることで、資産形成の進み方と、日々の実感の両方を得られると感じています。
まとめ
今回整理したポイントは次のとおりです。投資信託は分散と複利効果に優れる一方、配当を受け取る実感は薄くなります。高配当株は配当という形でリターンを実感しやすい一方、銘柄選びと分散に手間がかかります。
どちらが正解ということではなく、自分がどんな実感を資産形成の過程で得たいかで、配分を考えるのが良さそうだと感じています。
次回は、Search Consoleでも関心が高まっている「配当金で月1万円を目指すにはどれくらいの元手が必要か」について、具体的に計算してみたいと思います。
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免責事項
※この記事は、個人の考えをまとめたものであり、特定の銘柄や金融商品を推奨するものではありません。投資信託・高配当株それぞれに、記載したもの以外のメリット・デメリットもあります。
投資には株価変動、減配、無配、元本割れなどのリスクがあります。
最終的な投資判断は、ご自身の責任でお願いいたします。

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